学校におけるサッカーは優秀な指導者不足と語る代表チーム選手
中国のサッカー理念の遅れについて、元女子サッカー代表チームの周高萍選手も同じ考えだ。学校におけるサッカーを広めることについて、周選手は肯定的な見方を示している。「学校におけるサッカーは少なくとも多くの子供たちにサッカーに触れる機会を与え、サッカーをしたいというムードが盛り上がる。サッカー人口を増加させるという点からみると、学校におけるサッカーはとても良い促進的役割を果たすだろう」
しかし現在の学校でのサッカーに対し、少なからず危惧している面もある。「最大のキーポイントは優秀な指導者の不足」と周選手は語る。「学校におけるサッカーを広めることで多くの子供たちがサッカーを好きになるが、底辺を支える優秀な指導者が不足していることで、多くの子供たちが間違ったサッカー理念を植え付けられてしまっている」とし「一度間違った理念が固定化してしまうと、それを変えるのは非常に難しい。そのため学校でのサッカーを広めていく上で最も差し迫った問題は多くの優秀なユース育成指導者が必要だということ」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月25日