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日本人俳優・矢野浩二が自伝出版 中国を漂泊した日々を語る (2)

人民網日本語版 2015年12月28日10:58

中日文化交流の「パイプ役」に

20歳で人生初めての大きな選択をしてから、現在の誰もが知るスターになるまでの20年間の夢を求める旅路で、矢野浩二はそのうちの15年間を中国で暮らしている。そして彼は中国というこの土地を深く愛し、「俳優になりたい」という夢もまた中日文化交流の「パイプ役」になりたいという気持ちに高まった。

現在、40歳を過ぎた矢野は中国に定住することを決め、美しく貞淑な中国人妻と結婚し、可愛い娘も生まれている。しかし彼は娘に日本国籍を取得させず、母親の中国国籍を取得している。

中日民間交流の「大使」となった矢野は現在大学などで自身の20年余りの夢を追いかけた旅路について講演し、また積極的にチャリティーや中日文化交流活動に参加している。2011年、矢野は「環球時報」が発表する「2010 Awards of the year最優秀外国人俳優賞」を日本人として初めて受賞した。2015年9月には中日友好関係への貢献から日本の外務大臣表彰も受賞している。

日本人として初めてこれらの栄誉を受けた芸能人として、矢野は「中日友好は自分一人の願望ではなく、自分が知らない分野でも非常に多くの人々が期待し、そのために努力していると感じた。長い間、俳優として演じ、中日文化交流の活動に参加し、テレビドラマやその他番組で中日両国民の相互理解を深めようと自分のできる範囲内でずっと頑張ってきた。これは私にとって負担ではなく、むしろ進んで背負っていくべき責任だ」と語った。

さらに「日本で生まれ育った日本人が中国にやってきて、自分の土台と夢を築き上げたことは、多くの人にとって少なからず驚くべきことなのかも知れない。しかし過去を振り返っても自分の心には一片の後悔もなく、ただひたすら感激と満足に満ちている。中国というこの広く肥沃な土地が、私に仕事と、愛情と、家庭を与え、私により多くの責任を果たさせ、自分の使命をはっきりさせてくれた」と語った。(編集TG)

「人民網日本語版」2015年12月28日


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