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矢野浩二さん 八路軍に参加した日本人役に挑む「良い人役は難しい」

人民網日本語版 2014年09月12日14:28

抗日戦争ドラマ「烽火双雄」が、まもなく北京電視台(BTV)の影視チャンネルで放送開始となる。同ドラマは劉国強の小説「日本八路」を原作としたもので、全35話。新華網が伝えた。

「烽火双雄」の舞台は抗日戦争の終わりの時期。矢野さん演じる日本の兵士・秋山太郎は、中国にいる妹の智子を探すために軍隊に入ったが、丸腰の中国人捕虜の殺害を拒否したために日本軍の長官から迫害される。その後、仲間を助けるために兵営から逃げ出した太郎は、逃亡の途中で日本軍の無残な殺戮行為を何度も目にし、日本の軍国主義に心から失望する。そんな時、八路軍敵工隊の陳鉄拳隊長(丁海峰)、八路軍情報員の白慧(郭金)に出会い、誤解や助け合いを経て、双方は共に手を携えて戦いに参加するようになる。

矢野さんはこの作品の独特な視点に惹かれたといい、「このキャラクターはどの日本軍人とも違う。真の日本の武士像が描かれており、この戦争を理解し、日本人を理解する上で役立つ」と語る。

太郎と智子の兄弟愛と対立はドラマの中でも重要なストーリーだ。太郎は戦争によって洗脳された智子を救おうとするが、幾度も生死の選択を迫られる。矢野さんは、「このドラマは泣くシーンが今まで一番多いドラマ。太郎の心には葛藤がある。断ち切れない家族への情や民族間の溝などが彼を苦しめている」と語る。矢野さんはドラマの中で、善良で温和な、強い心を持つ日本の兵士をリアルに演じているが、今まで悪者を演じることが多かったため、「良い人役は難しい」と語っている。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年9月12日


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