2016年の到来を目前に控えているが、もう新しいカレンダーは購入しただろうか?北京晩報が報じた。
ここ数年、影をひそめるようになっていたカレンダーに再び注目が集まり、大手オンライン書店の売り上げランキングにも登場するようになっている。インターネット時代にもかかわらず、旧式のカレンダーに、さまざまな要素を盛り込むことで、「生まれ変わり」、若者の間などでも「必需品」になりつつある商品もある。
オリジナリティに富むカレンダーが大ヒット
ある出版社で働いている楊さんは最近、友人から送られてきた新年のプレゼントを開けて、「きれい!」と喜びの声を上げた。そこに入っていたのは、中華書局が出版した、中国四大名著の「紅楼夢」をテーマにしたカレンダーだった。あまりにもうれしかった楊さんは、すぐにそれをカメラで撮り、モーメンツにアップした。すると、すぐにたくさんの「いいね!」が寄せられ、「どこで買ったの?」との質問も寄せられた。
楊さんの友人は、「紅楼夢」の作者・曹雪芹が誕生してから今年で300年目を迎えることを知らず、「紅楼夢」もよく知らない。それでも、そのカレンダーが一目で気に入ったのは、その「美しさ」が理由。クラウン判(787×1092ミリ)の表紙は、上品な赤色で、アート紙にフルカラーで印刷されている。各ページをめくると、左側に「紅楼夢」と関係のある詩や対句、書画などのほか、その文化的意味も説明されている。そして、右側には月日が書かれ、祝祭日の日には、伝統的な風習も書かれており、毎日めくるのが楽しみになるだろう。