「中国都市読書指数研究報告」が14日、大型図書フェスティバル「南国書香節」の中山サブ会場で発表された。報告によると、携帯端末を利用した電子書籍の発展に伴い、読書パターンは明らかに拡大傾向にある。ネットユーザーにとっても最も多い読書パターンは、携帯端末による読書で、児童書や青少年向け図書の半数は紙書籍だった。地域別にみると、住民ひとりあたりの書籍購入数は、北京・上海・広州・深センが最も多かった。新華網が報じた。
携帯電話はすでにネットユーザーが利用する読書ツールの第一選択肢となった。報告によると、2012年上半期以降、PCを使って読書する人の数は減少し始め、携帯端末を利用して読書する人は増加の一途を辿った。ネットユーザーが最も良く使う読書ツールは携帯端末(38.7%)で、2位の紙媒体(27.3%)や3位のPC(17.2%)を大きく上回った。「携帯端末で本を読む」主な理由として、「便利」「低コスト」が挙がった。
紙書籍は、児童書や青少年向け書籍が半数を占め、紙書籍に対する教育関連書のニーズの高さがうかがえる。報告によると、全国の書籍販売量トップ3は順次、児童書、小中高校用副教材、小説だった。特に、児童書と小中高校用副教材の販売量は抜きん出ていた。