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ポストイラン核時代 中国の投資と技術がイランに進出へ (2)

人民網日本語版 2016年01月22日17:15

イランの首都テヘランに位置する中国の自動車「奇瑞汽車」販売店で、消費者の質問に答える販売員。(撮影:人民日報全媒体プラットフォーム記者張志文)

制裁解除後、イランは国際市場に再び帰ってくる。長きにわたり埋もれてきた「大きなケーキ」はまさに垂涎の的であり、各国が協力の手を差し伸べている。こうした情勢の中、中国は大きな競争のプレッシャーに直面することになる。李院長はこれについて、「中国にとって対イラン制裁の解禁は、害よりも利益のほうが大きい。中国はイランにとって最大の貿易パートナーであり、両国関係の戦略的相互補完性も明らかだ。ポストイラン核時代、両国はより幅広い協力の空間を得るだろう」と語る

中国の「一帯一路(1ベルト、1ロード)」戦略はイランからも積極的な反響を得ており、イランは「一帯一路」建設における中国の重要パートナーとなっている。李院長は「イラン国内は再建に向けて歩みだしたばかりであり、大量の投資と技術支援が必要で、『一帯一路』との連結を切望している。中国はインフラ建設分野で強みを持ち、イランと連結できる大量の生産能力を持つ。両国の投資、貿易、科学技術などの分野の協力は将来的に大きな潜在力を発揮し、相互補完、互恵・ウィンウィンを実現できるだろう」と指摘する。

華黎明氏は「中国・イランの発展段階は相互補完の関係にある。『一帯一路』という戦略的枠組みのもと、高速鉄道などのインフラ建設および石油ガス開発、精製、運輸、利用といったエネルギー開発分野での協力が大いに期待できる。両国の協力分野はより一層広がり、協力モデルも多元化するだろう」との見方を示した。

経済貿易関係が強化される一方で、教育、文化、観光といった人的・文化的協力も幅広く展開されることとなる。華黎明氏は「イランは観光資源が豊富で、国内情勢が安定すれば、将来的には中国人の人気海外旅行先になる可能性がある。両国の国民は相互理解がまだ不十分。ポストイラン核時代に、両国が人的・文化的な協力と交流を積極的に推進し、両国の国民間の相互理解と友好関係が増進されることを期待する」と述べた。(編集SN)

「人民網日本語版」2016年1月22日


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