〇来年は必ず帰省して年越し
劉さんはかつての家族そろってのにぎやかな年越しに思いを馳せる。現在、従姉妹の一人は北海道に定住し、もう一人の従姉妹も深センに移り住んでおり、彼らもまた仕事の関係で春節に帰省して家族と集まって年越しできないことがしばしばだ。劉さんは「自分のまわりでも多くの友達が同じ状況で、一人っ子で、故郷を離れて勉学や仕事に忙しく、両親を故郷に残していることに時々非常に申し訳なく感じる」と語る。
25歳の劉さんにしてみれば、まだ多くの可能性があり、将来性も十分にあるが、故郷を離れている期間が長ければ長いほど、故郷への思いは募り、抑えがたいものになっているという。
劉さんは「苦しい」という表現で自身の日本の生活を表現している。しかしこの苦しさの代償として順調に学業を終えることが両親への最大の孝行だと言い、毎週実家に電話しては、一週間の生活の様子を伝えるのだという。また彼は来年は必ず帰省して年越しすると故郷への思いを語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月22日