北京市計画委員会は、2年間におよぶ努力を経て、北京市が全市規模での「生態レッドラインゾーン」と「都市成長における制限値」の確定作業をほぼ完了させたことを明らかにした。今後は、関連計画の厳格な実施を通じて、都市が無秩序に大きくなっていくという「肥大化」問題を徹底的に抑制する構え。人民日報が報じた。
北京市計画委員会の王飛・副主任は、「習総書記の北京視察・演説2周年記念に際しての北京市新措置・新変化・新成果」発表会において、次の通り説明した。
「都市・農村部空間配置の最適化」に関する習総書記の指示・要求の実施を徹底し、市内全域の空間管理コントロール体制を確立するため、北京市は市全体を「生態レッドラインゾーン」「建設集中ゾーン」「建設制限ゾーン」に区分けし、全市規模での「生態レッドラインゾーン」と「都市成長における制限値」の確定作業をほぼ完了させた。
「生態レッドラインゾーン」の面積は、市総面積の70%以上を占める。また、北京は、市管轄地域内の環境容量と機能分散・減量発展という目的を結び付け、市街地中心部、新都市部、鎮中心部、独立都市部ユニット、重点機能エリアを「建設集中ゾーン」とした。同ゾーンは、市総面積の16%を占める。また、建設集中ゾーン以外に、都市成長における厳格な制限を確定し、都市部建設プロジェクトの建設地選定については軒並み、都市成長の制限枠内におさめ、無秩序な都市の「肥大化」を徹底的に抑制する。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月22日