●カジュアルな服装は、交渉に適していない。
2014年12月に「Journal of Experimental Psychology:General」に掲載された研究結果によると、研究者は一部の男性被験者に普段着を、別の被験者にはスーツ、もしくはスポーツウェアを着用させた。研究者はそれから、別の被験者と交渉するというゲームに参加させた。その結果、スーツを着用した被験者は他の2組と比べ、自らに有利な合意内容を取りまとめた。しかもカジュアルな服装をしていた被験者は、テストステロンレベルが低かった。
●集中力を高めたければ、医者のような格好をすればいい。
2012年7月に「Journal of Experimental Social Psychology」に掲載された研究結果によると、被験者に集中力が必要な作業をさせたところ、白衣を着た試験者のミスが半減した。
●2004年のオリンピックでメダルを獲得した選手のうち、青いユニフォームより赤いユニフォームを着用した選手の方が多かった。
ある研究者はこれに基づき、色が選手に及ぼす生理作用の研究を開始した。2013年2月に専門誌に掲載された研究結果によると、研究者は年齢と健康状態が近い28人の男子選手をペアにし、14組に分けた。彼らはパートナーと試合をし、赤と青のスポーツウェアを交替で着用した。その結果、赤のスポーツウェアを着用した人は試合前、より重たい物を持ち上げることができ、試合中も心拍数が高かった。しかしだからと言って、勝てる確率が上がったわけではない。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月25日
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