2016年3月4日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

モバイル決済に切り込むサムスンとアップル 携帯でATMの利用も (2)

人民網日本語版 2016年03月04日14:24

先月18日にはアップルペイも中国でサービスをスタートした。複数の銀行がキャッシュカードをアップルペイに登録すると特典がもらえるサービスをうち出し、ネットユーザーからはアップル端末を利用してATMで現金を引き出せるとの情報が伝わった。現金引き出しの流れはこうだ。ATMで非接触型ICカードを選択し、クリックしてセキュリティの確認を終え、「お取引」の中から「引き出し」を選択すると、ICカードをかざすプロセスに入る。ICカード情報の入った端末をかざして情報をATMに読みとらせた後、画面の指示に従って操作を続け、端末をATMの読み取り可能エリアに置き、引き出し額とキャッシュカードの暗証番号を打ち込み、さらに指示に従って端末を読み取りリーダーの上に置くと、最後に現金が出てくる。

利用したネットユーザーによると、「アップルペイがあればキャッシュカードなしで現金を引き出せる。慣れ親しんだカードを入れて現金を引き出すやり方とそれほど大きな違いはない。最初にカードを入れるのが、端末を2回読みとらせる動作に変わるだけだ」という。このように手軽ではあるが、アップルペイは中国に進出したばかりで、すべての銀行が非接触型ICカード対応のATMを設置して端末での現金引き出しを行えるようにしているわけではない。今後、各銀行がATMを新しくしたり同カード対応に改良したりして初めて、誰もがこのサービスを利用できるようになる。

昨年の中国人のモバイル機器による決済・振込金額は計16兆4千億元(約285兆7456億円)に達し、2014年の約2倍、13年の約12倍に増えた。現在のモバイル決済分野において、アップルペイとサムスンペイには操作が簡単という利点はあるが、ユーザーの使用する端末に制限があり、中国市場で「支付宝」(アリペイ)や「微信支付」(WeChatペイメント)を超えたければ、おそらく長い道のりを歩まなければならないだろう。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年3月4日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング