2016年3月11日  
 

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日本の漁師の家に民泊、思いやりで心の交流 (2)

人民網日本語版 2016年03月11日09:17

荷物を置くと、角石オーナー夫妻と一緒に家庭菜園に行き、小松菜や野菜を収穫したり、人参を掘ったり、みかんをもいだりできるほか、採りたての野菜を味わうこともできる。もし宿泊客が望めば、ある程度の量なら自分で収穫した野菜や果物を持ち帰ることもできる。また事前に予約しておけば、角石オーナーが釣りに連れて行ってくれ、彼が釣りのコツを伝授してくれるという。晩御飯はオーナーの妻ともう一軒の民宿の女性オーナーが一緒に作ったもので、新鮮な刺身や天ぷらなどが美しい食器によそられ、テーブルに所狭しと並べられる。角石オーナー自らが釣った魚で作った味噌汁のおいしさは格別だ。まさに漁師の家の民泊ならではのおいしい食事と言えるだろう。食事中もオーナーの妻は料理を運ぶため忙しく立ち働いていた。

民宿といっても、実際は独立した一戸建てで、オーナー夫妻は近くにある別の住宅に住んでいる。そのため宿泊客はのんびり気ままに、思う存分この静謐な時を愉しむことができる。伝統的な畳、清潔なタオル、歯ブラシや歯磨きの他にもアメニティが完備されている。お風呂のお湯も十分で、湯船につかることもできる。布団も非常に気持ちよく、清潔なばかりでなく、乾燥処理が施されているため、フカフカしていて使い心地も最高だ。とにかく、豊島の民宿では気付くとあちこちで日本風の細やかで気配りの効いたサービスを体験できる。それらは決して目の前に見えるものではないが、しかしいずれも努力している結果なのだ。朝になると、オーナーの妻は宿泊客に邪魔にならないようにそっと現れ、温かいお茶や果物、熱々のお餅などを準備してくれた。


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