2016年3月11日  
 

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日本の漁師の家に民泊、思いやりで心の交流 (3)

人民網日本語版 2016年03月11日09:17

角石オーナーはもともとは漁師だった。6年前に島で開催された瀬戸内国際芸術祭で、観光客が急増し、観光客の宿泊問題を解決するため、政府は島民に補助金を支給し、空いている家屋を改築して民宿として開業させた。門石オーナーもその民宿メンバーの1人だという。

部屋に飾られていた赤い切り絵の掛け軸と中国結びは少し前に泊まりに来た中国の大学生たちから送られたプレゼントだということで、オーナーの妻と若者たちは一緒におしゃべりし、農作業を体験し、ご飯を作るなどして楽しみ、別れの際は若者たち一人一人が彼女に抱擁し、目には涙が浮かんでいたという。私はたった一泊しただけだったが、オーナーの妻は何度もこの可愛い中国の子供たちの話題に触れ、話すたびに目元を赤らめていた様子が印象深かった。

二日目、私も角石一家と名残惜しげに別れを告げた。船が遠ざかるなか、角石夫妻は岸に立ったまま手を振り続けており、この情景に心に熱いものが込み上げてきたのだった。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年3月11日


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