〇先例を参考とし、革新精神と実践力を高める
だが、我々には不足している点があることを充分に自覚している。たとえば、中国の学生、特に、中・小学生にとって授業や宿題の負担はかなり大きく、学生の革新精神は強いとは言えず、実践力に欠けている。中国の教育は、全てが理想通りに発展している訳ではない。このため、学生の革新精神と実践力の向上を主要目標として、素質教育を推し進める必要がある。
〇学校と企業のパイプ役となる
今年の大学卒業生は765万人だった。大卒生の就業問題をいかに解決するかについては、各機関・各地方政府・各大学の共同努力のもとで、大学生の就業・起業の状況は、全体的に良好な情勢を呈している。新卒生の就業率は13年連続で70%以上を維持しており、起業者の数は年々大幅に増加している。
就業は民生の基本であり、起業が就業を促す。就業問題の解決には、以下4項目の措置を講じる必要がある。
1 教育当局は関連機関と協力し、「大学生就業促進計画」と「大学生起業誘導計画」の徹底実施を図る。
2 国家による大学生の就業・起業に対する優遇政策を真剣かつ詳細に実施する
3 就職指導を強化する
4 大卒生が自分の理想とする仕事に就けるよう、「一人一策」支援を緻密に進める。
起業革新教育とは、学生が全員、起業家を目指すことを言うのではない。まず、学生が新たな「革新理念」「革新的思考」「革新的素養」を身に着けられるよう指導し、彼らが国家による革新駆動型発展戦略の実施に貢献し、2020年までにイノベーション型国家となるという中国が描く目標の実現に貢献することを目指す。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月11日