中日両国の女性科学者の相互理解を深め、女性科学者の科学研究環境をどのように改善するかを共に検討することを目的とした中日女性科学者シンポジウムが6日、東京で開催され、両国の女性科学者たちに十分な討論と意見交換のためのプラットフォームが提供された。人民網が伝えた。
シンポジウムでは中日の専門家がどのようにして女性の科学研究環境を改善するかについて発言した。方新中国科学院大学公共政策・管理学院院長は「現在女性の科学技術従事者は総数からみると依然として少なく、地位の高い女性科学技術従事者はその数が特に少ない。ノーベル科学賞受賞者における女性の占める割合はたった2%で、中国科学院、中国工程院院士の女性の占める割合もたった6%となっている。女性が科学技術分野に進出することに対しては社会的にもいまだ偏見があり、一部の国家の法律と科学技術政策は科学技術に関わる女性の平等な権利に対する保障が欠けている」と指摘した。
男性に比べると、女性科学技術従事者の大半はその地位が比較的低く、昇進も比較的遅い。学科分布も不均衡であり、特に基礎科学と一部の工学では女性の割合が低い。女性科学技術従事者にとっては、家庭と仕事の両立がやはり最大の問題となるようだ。