ミャオ族の人と川で魚を取るフランスのコメディ俳優クロヴィス・コルニアック(左)と司会者のロペス(右)。
雲や霧がかかる山間の盆地、黄色や緑に染まった棚田、色鮮やかな的ミャオ族の衣装、密集した黒い瓦と木の壁の家…。現地時間今月12日のゴールデンタイムに、フランスのテレビチャンネル「フランス2」の約2時間のドキュメンタリー枠「Rendez-vousenterreinconnue」で、中国貴州省榕江県のミャオ族の集落・陽開苗寨を訪れる番組が放送。フランスから8000キロ離れたミャオ族の集落の自然の中で素朴に暮らすミャオ族の様子が伝えられた。統計によると、同番組を523万人が視聴し、視聴率は21.9%だった。そして、13日の午前12時までに、「感動した」という視聴者から1万2千件の質問や感想がテレビ局に寄せられた。フランスメディアも同番組に関する報道をするなど、注目している。人民日報が報じた。
「満ち満ちた感情と涙に、本当に心から感動した」
「Rendez-vousenterreinconnue」は、フランス2の人気司会者・ロペスが製作するドキュメンタリー番組。2004年12月に報道が始まって以降、大人気となっている。これまでに放送された18シーズンの番組で、ロペスはフランスの著名人と共に、遠い場所を訪問し、現地の人々と共に生活、食事、仕事をしてきた。
在フランス中国大使館の推薦と貴州省現地当局のサポートの下、製作チームは昨年、中国の56民族の一つである、人口900万人のミャオ族にスポットを当てた。そして、1万枚以上の画像を集め、人類学者を招き、各種ミャオ族の民俗文化書籍を研究し、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州に2度行って、生粋のミャオ族を求めて45の村を訪問した。最終的に丘の高い陽開苗寨を選んだ。