春節(旧正月、今年は2月8日)期間中、ドイツのハンブルクで、北京で30年以上続いている「廟会」と呼ばれる伝統的な縁日を伝えるイベント「World Tour of Ditan Cultural Temple Fair」が開催された。同イベントが海外で行われるのはこれで2回目。切り紙細工や飴細工、鼻煙壺(嗅ぎたばこ入れ)、金細工など、中国の無形文化遺産の技術が披露されるなど、中国文化を大いに発信した。中国新聞網が報じた。
同イベントでは、カルチャーグッズの展示・販売、観光写真の展示、民俗の双方向体験、舞台などが行われた。うち、民俗の双方向体験では、金細工や内絵鼻煙壺、切り紙細工、名前を絵にしてもらえる・姓名作画、老舗茶屋・呉裕泰の茶芸披露などが行われた。
主催者によると、ドイツで同イベントを開催することで、中国とドイツの国民の友好関係を深め、文化交流を強化し、「World Tour of Ditan Cultural Temple Fair」をブランド化するのが狙いという。
ハンブルクを皮切りに、同イベントは今後、ハノーファー、ブレーメン、ベルリンなどでも順次開催される。また、今月11日から3月17日まで、タイやイラン、台湾などの国・地域でも開催され、本場の北京の文化を発信していく。
地壇文化廟会は1985年から始まり、今年で31年目。北京で最も早く再開され、最も人気の伝統イベントで、毎年、中国内外の観光客100万人以上が訪れている。
「人民網日本語版」2016年2月16日