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日本家電産業 昔日の覇者が転身中 未来は非家電に (3)

人民網日本語版 2016年04月15日08:19

▽未来は家電以外にある

日本企業の多くは生き残りをかけて事業の一部を売却し始めており、資力と勢力を優勢産業に集中させてこれを守り抜き、難関を乗り越えようとしている。家電事業を素早く切り離した後、日立、パナソニック、NECなどのメーカーはモデル転換を達成した。

日立は09年に危機に直面すると、事業を調整して社会インフラと情報技術(IT)の融合に活路を見いだした。日立ブランド・コミュニケーション本部の溝口健一郎宣伝部長は、「日立は発電、鉄道、通信の分野での製造に強みがあり、IT分野でも長年の蓄積がある。両者の融合により、たとえば同じ鉄道プロジェクトであっても、日立は車両と信号設備だけでなく、運営コントロールシステムも提供できる」と話す。両者の融合の道を歩み始めた日立は、英国で1兆円規模の鉄道プロジェクトを獲得している。

パナソニックはここ数年、自動車部品、住宅設備などへの投資を拡大している。東京にあるショールームをのぞくと、パナソニックがITの利用に一層の力を入れていることがわかる。室内のエアコン、加湿器、音響設備が1つのシステムを形成し、スマートホームがうち出されている。理美容家電など小型家電の開発も行い、洗濯機やテレビといった大型家電の空白を埋めている。

東芝の上層部は、「2016年以降、東芝は事業を半導体、発電、エレベーターの3分野に集中させる」と話す。家電と医療事業を切り離し、身軽になって新たな戦いに挑むという。

日立は融合の道を歩み始めた後の15年に、ここ数年で最高の利益を上げた。パナソニックは家電事業が日本と欧米で成功を収め、今後は発展のため、新たに開拓した自動車と電気機械システムなどの分野に力を入れるという。東芝はエレベーター事業とメモリチップ製造で利益を確保しており、長期的には電力分野の開拓で発展をはかるとみられる。

今後、家の中にある日本製電化製品はますます少なくなるとみられるが、パナソニックや東芝などの日本ブランドが消滅することはあり得ない。こうしたブランドは家電以外に新たな生存の空間や利益獲得の可能性を見いだしたのだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年4月15日


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中川 清三   2016-04-18125.53.124.*
 実に見事な日本家電メーカーの移り変わりを言い当てた記事に同感する。人間にまつわるあらゆる物は、大きな周期を迎え、成長衰退を繰り返えしている。日本の社会は高度成長期から低成長期と大きなライフサイクルの中で様々な事を積み重ねて動いている。 物が無く質素な貧困生活の中に、家庭の主婦の仕事を楽にしたり、生活を楽しくしたりする洗濯機や掃除機・テレビや音響製品・車やオートバイ等の普及率が10~20%を超えるようになった時代は、高度な成長期といい、普及率が90%以上になると成長は止まり低成長になり、日本国内だけでは難しくなってしまう。 日本経済は内需依存型で長年やってきた、現在の低成長期に於いても外需に頼らず基本的には内需依存の経済であって、近年は円高の影響で世界中に工場を建て、たとえばメイドインタイのトヨタ車を第三国に輸出しているが、それらの売り上げは日本のDGPにはならず、タイのDGPにカウントされている。 現在の円安傾向の中で、日本国内に残っている技術や伝統工芸品を見直し、世界が真似できないような技術や物作りが生き返り、優れた製品を世界に広めていく大きな動きがある。主な産業として繊維織物と縫製技術・加工食品・農産物や海産物の鮮度保持技術や急速冷凍した高品質な食品の輸出・海底トンネルや橋梁技術の輸出・造船技術・潜水艦等の軍需輸出等が考えられて、海外から大いに期待されている。 特に期待されている物は新素材で、植物から抽出された「セルロースナノファイバー」だ。日本の国土の70%をしめる植物が持つ強くて柔軟な物質、セルロースナノファイバーはあらゆる産業界の中核を成す物で、日本の政府と産業界では「夢の素材」と言われて期待されている、これが実現すれば、日本は無資源国から資源国になり鉄やガラス・プラスティック・食品添加物・紙状テレビの画面・航空機の素材・高速鉄道の素材・軽くて強いロケットの主素材・大型船舶の素材・建築素材となり世界一の素材輸出国になると期待されている。

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