それぞれのハンドメイドの欠席届からは、さまざまな学生の芸術的スタイルが滲みでている。躍動感とユーモア溢れる4コマ漫画あり、入念かつ如実なデッサンあり、精巧で美しい切り紙細工の大作もある。
顧氏クラスの学生のひとり、王さんは、欠席届を絵で描くことは大好きだと言う。「普通の欠席届の場合は、簡単にありふれて言葉を羅列するだけで、後々まで取っておくことなどあり得ない。でも、欠席届を絵で描くなら、絵葉書のように、保管しておく価値は十分にある」と王さんはコメントした。
昨年9月から今まで、顧氏は計数十枚の「ハンドメイド」欠席届を受け取った。その多くが、病気、結婚式出席、運転免許試験など重要な理由による。そして、今のところ、2度にわたって「ハンドメイド」欠席届を出した学生は皆無という。「私の学生たちは、物事を本当に良くわきまえている。彼らは余程の事がない限り、授業を欠席することはない」と顧氏は話した。
顧氏は、学生に「ハンドメイド」欠席届を描かせることを決めた理由として、「ひとつは、専門技術を高めるため。彼らに日常生活における芸術的表現を学ぶ機会を与えたかった。もうひとつは、学生たちが大学生活を送るにあたり、良い思い出をひとつでも多く残せたら、と考えたからだ」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年4月18日