大学生活で、学生はたびたび、指導教員に欠席を願い出なければならない。「欠席届」を書くこと自体は、そんなに大したことではないが、浙江理工大学芸術デザイン学部の学生は、まるで芸術作品のような「欠席届」を制作した。「欠席届なんて形式だけのもの」なんて誰が言ったのだろう?ハイグレードな「ハンドメイド」欠席届こそ、芸術系専攻学生が欠席許可を得るための正攻法なのだ。中青在線が伝えた。
この面白いアイデアの生みの親は、浙江理工大学芸術デザイン学部で新しく(学生管理を行う)指導員となった顧紅建氏だ。
●欠席届にはデッサンあり、漫画あり。欠席の理由は絵で表現することが条件
顧紅建氏は、ファイルを取り出した。ファイルの中身は、大小さまざまな「欠席届」だった。モノクロあり、カラフルなものあり、漫画あり、デッサンありで、一見、学生から集めた課題のようだ。
顧氏は、学生から受け取った最初の「ハンドメイド」欠席届を取り出した。手の平ほどの大きさのこの欠席届は、軍事訓練時にある学生が描いたものという。シンプルな筆画のようで、一本の脚が柱に衝突し、簡単な線で骨の形と亀裂が描かれ、骨折したことを表している。絵の下には、たった一行、「顧氏から欠席許可をいただきたいと思います」と小さな字で書かれていた。