21日午前1時28分、スマートフォンでルートを検索する一行
「熊本賑災」支援活動の発起人である劉氏によると、第2陣のボランティアチームは被災地に向かう道中もネットで被災地の情報を逐一確認し、物資の調達状況を基に最終的に目的地を決定したという。天気予報によると、向こう3日間以上にわたって九州地方の広い範囲で大雨となり、一行は被災地までの道路状況の悪化や自然災害の発生などを考慮し、福岡での休憩計画を取り止め、ルートを変更して被災地へ直行することにした。劉氏は、「車は200キロ毎にメンバーが交代で運転し、全員の休憩を確保した」と紹介した。
一行の車両が被災地に近づくにつれ、全員の集中力はルートの確認と夜間の安全な走行に注がれた。早くから作られていた「微信(WeChat)グループ」にも緊張が伝わり、一行に関心を寄せる他のメンバーからは絶えず励ましの言葉が飛び交っていた。
日本の気象庁の20日の発表によると、20日午前8時半現在、熊本県内のマグニチュード(M)3.5以上の地震は197回発生している。気象庁地震津波監視課の青木元課長は、「20日時点で地殻変動は依然活発な状態にあり、収束の兆候は見られていない」とし、現地住民に強震に備えるよう呼びかけた。
人民網は引き続き「熊本賑災」支援チームの活動に注目し、リアルタイムで現地での救援活動を報道していく。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月21日