2016年4月21日  
 

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夜勤が女性に与える影響は?

人民網日本語版 2016年04月21日09:28

米国科学誌「米国科学アカデミー紀要」が発表したある研究結果によると、夜勤が女性の脳の認知機能に与える影響は、男性より大きいかもしれないという。新華社が報じた。

夜勤が脳の機能に与える影響に、男女差があるかを知るために、英国サリー大学の研究者は、ボランティアの男性16人と女性18人に、太陽の光がないか、時間がわからない場所で10日間過ごしてもらった。

また、被験者は、昼夜24時間ではなく、昼夜28時間で生活周期を送った。同環境では、正常な体内時計のリズムが崩れ、その影響は、夜勤や時差ボケが与える影響に似ている。

起きている時、被験者は3時間おきに、眠気や感情、気力、注意力、運動制御、ワーキングメモリなどの認知機能を客観的に知るテストを受けた。また、被験者が寝ている時も、研究者は装置を利用して脳波のモニタリングを続けた。

すると、体内時計のリズムの変化は男女に影響を与えたものの、女性に対する影響のほうが男性よりも明らかに大きかった。女性の早朝の認知パフォーマンスが悪く、これは通常、夜勤明けの時間帯だった。

研究に参加したサリー大学のナヤンタラ・サンティ博士は、「体内時計のリズムの変化が与える影響は、男女で差があるということを初めて証明した。夜勤は、人の記憶力や思考、感情に悪影響を与える可能性がある。特に、女性が夜勤をして受ける影響は男性より大きい」と説明する。


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