▽大学生の約6割「一月の支出は1千~3千元」
調査によると、大学生の一月あたりの支出で、1千~3千元(1元は約16.5円)と答えた人が約6割に上り、3千~5千元は28.2%、8千元以上はごく少数だった。同局が発表した15年の国民経済・社会発展統計公報では、15年の都市部住民の一人あたり平均消費支出は2万1392元で、大学生のデータは社会全体の水準とつり合っている。消費構造にも一致がみられ、調査によれば、大学生で支出を日常的な買い物に充てるとした人が68.8%、レジャー・娯楽に充てるとした人が62.4%に上り、食費の割合を上回った。ここから「90後」の大学生の消費には「成人化」の傾向が顕著であることがうかがえる。
データをみると、大学生の40.5%が「消費に際して計画は立てておらず、欲しいと思ったら買う」と答え、22.7%が「消費に際してはっきりした計画を立てていない」と答え、「非常にはっきりとした消費計画を立て、計画通りにする」とした人は9.8%にとどまった。ポケットにお金がなければ、消費欲をどうやって満たすのだろうか。「90後」の大学生の4割が「金融ツール」で消費欲を満たすと答え、うちローンと選ぶとした人が18.6%、ネット金融のサービス・商品を利用するとした人が13.0%に上った。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年5月4日