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人民網日本語版>>政治

安倍首相訪欧、南中国海問題に再び言及 (2)

人民網日本語版 2016年05月05日14:42

【安倍首相訪欧の重点】

安倍首相の訪欧時の議題と発言を受けて、中国社会科学院日本研究所の呂耀東外交室長は新華社の取材に「安倍氏の訪欧は近く開催するG7サミットの準備が主な目的だ。安倍氏は通常の議題以外に潜在的な議題を『押し込んだ』。つまり、いわゆる中国による南中国海の『軍事化』であり、これが安倍氏にとって訪欧の1つの『重点』だ」と指摘。

「G7外相会議後、日本の首脳はすぐに欧州を訪問した。G7という『富裕国クラブ』のうち4カ国(仏独英伊)が欧州にある。安倍氏訪欧はいくつかの議題について暗黙の了解を得て、G7サミットで取り上げようとしてのものだ」と述べた。

サミットでは通常、経済、気候、テロ対策、国際紛争などの問題が議題となる。今年議長国を務める日本は当然、朝鮮半島問題など自らが懸念する問題を「持ち込む」考えだ。

呂氏は「安倍氏が今回の訪欧で南中国海問題に繰り返し言及したうえ、相手国の反応を得ようと躍起になったことは、とりわけ見落とせない。G7外相会議は海洋安全保障に関する声明を発表し、南中国海問題に言及した。安倍氏が訪欧でいわゆる南中国海の安全に繰り返し言及したことは、この議題を『梱包』して押し込み、G7サミットに向けてムードを高めようと躍起になっていることをはっきりと示している。この問題において日米は現在立場が一致しており、安倍氏が訪欧を通じてこの立場を強化しようとしたことは明らかだ。それと比べ、他のいくつかの議題は訪欧の『名目』になった」と指摘した。


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