▽国外でのトレーニングで現地の文化を吸収
来場者から、国内と国外の異なる環境でピアノを学ぶことの違いについて聞かれた李雲迪は、「国外でピアノを学ぶ時、最も重要なのは、現地の異なる文化を感じ、深く理解すること。例えばドイツに行くと、彼らの価値観や人生観を含め、文化の特徴や状態をすぐに感じ取ることができる。さらには、ベートーベンに対する解釈や、ドイツとオーストリアの作品の民族的特徴についてなど。国外で学ぶうえで、こうした経験は作品への深い理解につながる。しかし、技巧など基礎的なテクニックのトレーニングに関しては、どこで学んでも同じだと思う。中国国内にも今はとても良い条件が整っている」と語った。