2016年5月16日  
 

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「ナマケモノ経済」はいいこと?悪いこと? (4)

人民網日本語版 2016年05月16日08:33

ゲームの女の子と遊んで現実の生活で恋人を見つけようとしないのはなぜか。Yugaiさんは「結婚は面倒くさい」と言う。

Yugaiさんの話は極端なようでいて、実は日本では稀なケースではない。「ラブプラス」は09年の発売からバージョンを重ねて日本で約50万本を売り上げ、「国民的ゲーム」と言われ、ゲームでの疑似恋愛が社会現象の一つにさえなっている。

日本の有名コンサルタント大前研一氏は著書『「知の衰退」からいかに脱出するか?そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!!』の中で、日本の若い人の多くが電子製品以外に関心をもたなくなっていること、これは間接的に日本社会の総体としての知力を低下させ、日本を「知の衰退」に陥れていることを憂いとともに指摘した。

現在、中国で大流行中の「微信」(WeChat)のスポーツアプリ「微信運動」の歩数計機能(晒歩数)は、もともとは体を動かすことを奨励するものだったが、アプリをうまくごまかすソフトウエアを開発する人が出てきた。フェイクステップというソフトは微信運動向けに設計されたiOS9のジェイルブレイクツールで、これを使うと微信運動の歩数計の設定を自由に変更することが可能になる。ナマケモノは一日の歩数を好きなように設定し、ソーシャル空間の「朋友圏」(モーメンツ)の達成ランキングで楽々と勝者になる道を選ぶ。このような人に対して失礼で自分にもよくないナマケ心にどんなメリットがあるというのか。よく考えたらものすごく恐いことではないだろうか。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年5月16日


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