米国の都市伝説を検証するサイト「Snopes.com」は、同ニュースの検証を行い、「記事に載せられている画像はSNSに長年存在し、画像は日本のあるゲームメーカーが2012年に英国ロンドン東部で開催されたアート展覧会のスポンサーになった際、ボディアートやホラー画像を使ってゲームを宣伝するために使ったもの」と説明。「明らかにうそで、中国の食品企業を差別する記事」と結論付けている。
このような悪意ある報道に、在ザンビア中国大使館は、「ここ50年、中国とザンビアの国民は、厚い友情を築いてきた。そして、両国がその友好的提携のメリットをたくさん得てきた。しかし、下心のある人物が終始存在し、この友好を壊そうとしている。地方紙が『人肉を使って牛肉の缶詰を作りアフリカで販売している』というデマを掲載した。これは、全く根拠のない悪意ある中傷、下心ある侮辱。中国人のイメージを壊し、中国とザンビア、中国とアフリカの友好を破壊するのがその目的。中国はそれを断固として受け入れることはできない。このような行為に大きな憤りを感じ、強く非難したい。中国大使館はザンビアの関連当局と厳正な交渉を行い、新聞社とそのニュースの出所を徹底的に調査し、中国人の潔白を証明するよう求める。そして、中国人に公正を示してほしい 」と激しく非難した。
「KACHEPA」はザンビア現地の小さな新聞で、ゴシップを頻繁に報じている。現在、この偽りの記事によって中国人や華人らに対して、感情を悪化させたり排斥の動きを見せる現地の人はいない。
中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所アフリカ研究室の李智彪室長は取材に対して、「中国は現在、アフリカにとって最大の貿易パートナー。中国企業や中国人はアフリカの各国に広く存在している。そして、中国関連の話題は、アフリカメディアが特に注目する話題となっている。このような事実に沿わないニュースが出るのは、個別の問題で、中国とアフリカの関係に影響することはない。ザンビアは多党制で、多くのメディアの背後に党派が存在する。そして、彼らは本当かうそか分からない情報、ひいてはねつ造した情報を利用して、与党に圧力をかけることがある。選挙の時には、そのようなことがよくある」と説明している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月20日