○上海だけにとどまらない「ディズニー効果」
上海の都市建設事業に携わっている人にとって、ディズニーはただの「観光地」ではない。テーマパークを中心に、面積24.7平方キロメートルの上海国際リゾートエリアの発展が加速しているのだ。また、ディズニーのオーラ・波及・けん引効果は、上海だけにとどまらない。
上海国際リゾートエリア管理委員会の王徳宏・副委員長は、「上海国際リゾートエリアの目標は、模範的効果を備えた現代の『観光都市』と現代中国の娯楽トレンド体験センターを建設し、観光産業が発達し、文化・クリエイティブ産業が活発で、低炭素・観光保護・スマート性の高い、環境に優しく住みやすい社会主義現代化大都市の新ランドマークを形成し、最終的には、誰もが憧れる世界レベルの観光目的地を完成させることだ」と述べた。
上海ディズニーランドが開園した翌日、江蘇省崑山市版、「解放日報」紙上には、「崑山観光:ディズニーに続く観光地の建設」という見出しで、2面にわたる全面広告が掲載された。
上海ディズニーランドプロジェクト国家評議員を務める上海財政経済大学国際工商管理学院の何建民・教授は、「国際大都市の観光発展は、その波及効果が簡単に周辺の都市密集地域に及び、地域発展をリードする。ロンドン・パリ・ニューヨーク都市圏がその例だ。したがって、上海ディズニーランドは、長江デルタ地域観光一体化建設を深めるための重要なきっかけとなり、同地域都市群の吸引力や影響力を絶えず高め、地域発展のモデルチェンジを推進していくだろう」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月21日
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