毎日、「風の電話」をかけに来る人が絶えないのを見て、佐々木さんは、電話ボックスの横にベンチを置き、電話機の横には、「風の電話は心で話します。静かに目を閉じ、耳を澄ましてください。風の音がまた浪の音が、あるいは小鳥のさえずりが聞こえたなら、あなたの想いを伝えて下さい」と書いた。
「風の電話」は人々から高く評価され、神奈川県から亡き祖父母に「電話」しに来た女性は、「自然と祖父母の家の番号をダイヤルしていた。祖母の声が聞こえた気がして、涙がこぼれた」と話す。また、別の男性も、「妻に申し訳ないことをした。まだ謝っていないのに、妻が亡くなってしまった。やっと、心に詰まっていたことを話すことができた」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月13日
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