2016年8月15日  
 

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中国でイヌも乗車可能なハイヤー登場! (2)

【中日対訳】 

人民網日本語版 2016年08月15日09:10

「不便を感じるところには需要が必ず存在する。需要があるところには、ビジネスチャンスが眠っている」と呉さんは話す。中国のペット産業はまだ立ち上がったばかりということもあり、将来的な可能性に秘め、潜在的な消費力も巨大だ。もし、ペット専用のハイヤーを物流のコアとして、ペットサービス産業の生態圏を確立すれば、非常に価値のある市場となるだろう。そこで、呉さんは友人とまずは北京で「狗狗専車」の立ち上げに取り掛かり、2015年7月には正式にサービスを開始した。ユーザーは微信(Wechat)上でサービスを依頼するだけで、ハイヤーが家の前まで配車される仕組み。ペットとのお出かけや、ペットだけを目的地まで送ることも可能。現在は、1日平均で150件前後の依頼がある。呉さんは「狗狗専車を黒字にしていかなければならない。ペット物流のみではまだまだ足りない。今後整った産業チェーンを作り上げ、ハイヤーの価格を抑え、便利な運送サービスを通じて、当社におけるペットサービスのサービス領域を拡大し、さらに多くの細かな分野までの参入を目指していく」と語った。

呉さんは例として、まだ市場ができあがっていない「狗狗家教(ペット専用の家庭教師)」を挙げた。これは各家庭にトレーナーが赴きペットの悪い習慣などを矯正する手伝いをするサービスである。去年10月のサービス提供から現在まで1500回を超えるサービス提供を行った。それ以外にも、ペットを預けて、訓練する「狗狗学校」サービスでは、顧客の要望に合わせて、カリキュラムを組み立てる。看護犬やセラピー犬、護衛犬などの育成が可能となっている。また、呉さんは、「狗狗専車」傘下のトリマー訓練学校の生徒募集や、自社ブランドのドッグフードの販売も近々始まると明かしてくれた。今後は、フォーチュン・グローバル500にランクインしているイオングループと協力して、ペットの風呂やトリミング、医療を一体化させたペットヘルスセンターの立ち上げを検討しているということだ。(編集TK)

「人民網日本語版」2016年8月15日


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