2016年9月27日  
 

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第12回北京-東京フォーラム開幕、中共中央宣伝部蒋建国副部長が挨拶 (3)

人民網日本語版 2016年09月27日09:18

ご在席の皆さま

フォーラム主催者が発表した最新の中日共同世論調査の結果は、近年来、両国民衆相互の好感度は低い状態で推移し、マイナス評価が高止まりしていることを示しています。中日友好はつまるところ人民の友好であり、われわれは国民感情の疎遠さを高度に重視すべきで、とりわけ皆さまを含む両国の有識者は積極的に貢献し勇敢に責任を担わなければなりません。これについて、私は以下の4点を提案します。

一つ目は、シンクタンクの研究という「頭」を動かすことです。シンクタンクの交流と協力は中日関係の発展において重要な役割を持ちます。多くのシンクタンク関係者がご在席ですが、皆さまは中日関係改善と発展のために国政に関わる提案・意見を出す使命と職責を担っています。現在中日関係が直面している難題をいかに解決するか、掘り下げた研究、理性的な思考、率直で誠実な交流が切実に求められています。中国と海外のシンクタンクによる交流と協力を推進することは中国国務院新聞弁公室の重要な職責の一つであり、われわれは、中日両国シンクタンクが経常的で制度化された交流活動を展開し、中日関係の難題に向き合い、協力と研究を展開し、中日関係の改善と発展のために、建設的な政策提言を行うことを大いに支持しています。

二つ目は、メディアの広く伝える「口」をしっかり活用することです。メディアの関係は中日両国関係の重要な構成要素です。両国のメディアは発展の大勢を把握し、共通の関心に焦点を当て、理性的な声を広く伝え、中日両国政府が合意した共通認識をメディアの共通認識、民衆の共通認識に転化するよう努力すべきです。先ごろ行われたばかりのリオデジャネイロ・オリンピックでは、中国のメディアが日本の卓球選手・福原愛さんの試合場における活躍に大変注目し、高く評価しました。また、日本のメディアは中国バレーボールチームの金メダル獲得に対して情熱にあふれた報道をし、競泳女子の傅園慧(ふえんけい)選手の「洪荒(こうこう)の力」が、中国の若い世代の積極的な向上精神の姿を代表していると報道しました。われわれは、両国メディアが友好情誼の好ましい願いを自発的に報道し、メディアが両国人民の友好育成において重要な役割を十分に果たすことを、いっそう大切にしなければなりません。

三つ目は、企業協力という「足」を踏み出すことです。グローバル経済が成長力に乏しく、経済ガバナンスが変革の空白期間に置かれた状況下で、中国政府はG20杭州サミットにおいて、平等を基礎とし、開放を導きとし、協力を原動力とし、共有を目標とする経済ガバナンス観を打ち出し、公正で効率的なグローバル経済ガバナンスの新たな枠組みを共に築くことを提唱しました。現在、中国は経済発展の新常態(ニューノーマル)について自発的に適応・リードし、経済が中高速の成長を維持するよう努力し、世界経済との相互作用の全面的深化をさらに強めており、これは日本を含む世界各国により多くの市場、投資、協力の機会をもたらすものです。両国企業が的確にチャンスをつかみ、それぞれのアドバンテージを発揮し、各分野で協力を深め、中日関係の基礎を突き固めるために貢献していくよう希望します。

四つ目は、人的交流という「手」をしっかりと握り合うことです。シンクタンク、メディア、企業の協力には人的交流という基礎と前提がなくてはなりません。7世紀から日本は多くの遣隋使・遣唐使を送って中国に学び、19世紀末から20世紀初頭には中国の高い志を持つ人々が次々と日本に留学しました。2015年には延べ約500万人の中国人が日本を旅行しており、中日の人的交流は盛況で連綿と絶えることがありません。中国国務院新聞弁公室は2010年から毎年3陣に分けて中国青年メディア関係者の訪日を実施しており、今年からは、毎年80人の日本の青年メディア関係者を中国に招いて交流し、これによって彼らが互いの国家や人民について理解を深める手助けをしており、中日友好の未来のために基礎づくりをしています。


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