2016年9月27日  
 

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第12回北京-東京フォーラム開幕、元国務委員唐家セン氏が挨拶 (3)

人民網日本語版 2016年09月27日12:21

――中日関係を発展させるには、伝統を継承し、友好の理念を発揚しなければなりません。両国民の代々の友好と「中日不再戦」は戦後中日関係の起点であり、両国の独特な友好の伝統にとっての思想的な原動力の源でもあります。時勢がどのように変化しても、戦後の中日関係の起点を忘れることはできず、中日友好の理念をなくすことはできず、中日友好の大旗を倒すことはできません。来年は中日国交正常化45周年、再来年は中日平和友好条約締結40周年です。われわれは重要な歴史の契機をつかみ、中日関係の安定と改善、発展を推し進めるべきです。同時に、重要なタイミングに立って、未来の中日友好が進む方向を考え、時代の発展に適応し、友好に新たな内容を加え、新たな生命力を与えることはキーポイントです。このプロセスの中で、双方が「相互援助、相互信頼、相互理解、相互参考」の実現に努力する必要があります。

相互援助とは、中国の四川汶川大地震や日本の東日本大震災の時に、両国民が互いに支援し、共に難関を越えた貴重な精神を大いに発揚し、自然災害や社会の難題に直面する時には、同じ船に乗って共に助け合い、手を携えて対応するということです。相互信頼とは、憂患と危機意識に基づいて、相互信頼の欠如という短所を補うことに着目し、次の世代における理解と信頼関係の構築を怠ることなく堅持し、代々の友好の延長のために土台を築くということです。相互理解とは、平等の精神に基づき、率直に誠意を持って交流を行い、相手の核心的利益と重大な関心の在りかを的確に理解・尊重し、両国の友好のために障害を取り除き、人為的に問題や妨害を起こさないようにするということです。相互参考とは、両国が歴史上、友好的な往来を通じて互いに学び、共に発展してきたことを指しています。新時代においては、相手のアドバンテージと特長をさらに借りて、互いに長所を取り入れ短所を補い、共同の発展を促進していくべきです。

ご在席の皆さま

中日関係の処理には、歴史を尊重し、現実に立脚し、同時に未来に目を向ける必要があります。現状から言えば、双方が新旧の問題を適切に管理・処理し、同時に実務的な交流と協力を着実に推進し、中日関係の持続的で安定な改善と発展を促進すべきです。私はこれに関していくつかの考えと提案を申し上げたいと思います。

一つ目は、歴史的な根源を正視することです。中日間には2000年の友好と50年の対立があり、友好が主流です。両国には非常に長く輝かしい人文交流史があり、振り返るに耐えない戦争の記憶があり、さらにこの数十年における二国間関係の目覚ましい発展もあります。歴史は中日共同の財産であり、われわれは歴史から伝統を継承し、共同の思想・文化の財産を掘り起こし、友好交流の人文的きずなを強固にするべきです。歴史から教訓を汲み取って反省し、「歴史を鑑とし、未来に向かう」ようにし、悲劇の再演を避けるべきです。歴史から偉大な精神を伝承し、両国の何代もの指導者の政治的勇気と英知を追想し、現在の中日関係の発展の成果を大切にし、さらに素晴らしい未来を切り開くべきです。


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