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北京、電話ボックスほどの「無人図書館」が登場 空き時間に読書 (2)

人民網日本語版 2018年04月13日09:45

空いた時間を利用して読書

北京一書科技の李海洋・最高経営責任者(CEO)率いるチームの起業プロジェクトである「一書」は昨年10月11日に第1号店が設置され、これまでに2000人が利用した。利用者で最も多いのは18-50歳の人で、最年少は8-9歳の小学生だ。李氏にとって予想外だったのは、子供たちが読書に大きな関心を抱いていることで、勁松第四小学校では、全ての図書が1日で全て貸し出された。また、アパートやビルなどに設置されている「一書」には、毎日のように夜中に本を借りに来る人がいるという。

李氏は、「中国の成人の年間読書量は、日本や韓国、欧米よりはるかに少なく、5冊以下。韓国はその2倍、日本は4倍、米国は6倍だ。中国は伝統文化大国で、世界一の出版大国でもあるにもかかわらず、国民の読書量はそれらの先進国とは大きな開きがある。実際には、多くの人は読者が嫌いなのではなく、24時間読書関連のサービスを提供するインフラが不足しているほか、優秀な図書作品を専門に提供するオフラインのプラットフォームが不足している」と分析する。

劉佳琪さんは半月前に、環状線の五環路外のエリアに位置する団地・超級蜂巣に「一書」があるのを見つけたといい、「とてもおもしろいので、利用してみようと思った。オンラインなら実際に手に取って見ることはできず、買った後に『騙された』と感じることもある。でも、『一書』なら、借りてみておもしろくなければ返却すればよく、損することはない。駅や空港、銀行、地下鉄にもあればもっといいと思う。そうすれば、好きな時に借りて空いた時間に読書をし、好きな時に返却できる」と話す。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年4月13日


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