現在、より切迫した喫緊の問題は、中国と日本が「一帯一路」建設でどのように協力を強化するか。協力強化の中でどのように共同建設、相互利益、ウィンウィンを実現し、さらにより多くのウィンを獲得するかだ。このほど行われた第4回中日ハイレベル経済対話の共同記者会見では明確な答えが出された。双方は第3国市場における協力の展開についてさらに共通認識を深め、今後はプロジェクトを推進して進展と成果を遂げる方針を示した。この目標を達成するには、各方面の管理を一斉に行い、さまざまな措置を一斉に採用することが必要だ。第1に、協力をめぐる共通認識を深める必要がある。双方のトップは協力の意志をはっきりと示し、共通認識もはっきりしている。次に努力すべきことは、双方のトップのグランドデザインにおける意志と公開された宣言を関連の政府主管部門による共通認識の執行の中に具体化させることだ。たとえば中国の商務部(省)と日本の経済産業省の間で何らかの形式の共同文書をまとめることが必要だ。第2に、協力メカニズムのマッチングが必要だ。「一帯一路」建設は開放的で包摂的な協力プラットフォームであり、国際的な公共物であり、日本の長期的な経済発展プランとのマッチングや協力の展開を模索し、相互利益・ウィンウィンを実現することができる。第3に、協力プラットフォームの構築が必要だ。両国の政策協力と両国企業間の良好な相互連動を強化するには、中日の第3国市場をめぐる協力について官民を挙げての交流協力プラットフォームを構築し、協力のチャンスを模索し、良好な競争の展開を誘導する必要がある。第4に、協力プロジェクトを正しく選定することが必要だ。中日双方のそれぞれの優位性による相互補完に結びつけ、アジア地域でインフラ、先端製造業、産業バージョンアップなどについての協力を優先的に展開するとともに、全国の一定規模以上で強い影響力をもった協力プロジェクトを選んでこれを模範とし、より多くの地域、より多くの分野への普及拡大と開拓展開を進める必要がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月28日
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