土砂災害リスクの懸念から、九寨溝風景区は7月1日から臨時閉鎖されることになった。同風景区ではフリー旅行客を受け入れていないため、観光客の9割以上はツアー客となっている。重慶晨報が伝えた。
九寨溝風景区は29日夜、公式サイト上で、「九寨溝県管轄区域内でこのところ強い雨が降り続き、6月25日夜に九寨溝風景区で深刻な土石流災害が突然発生した。気象部門は今後も雨が続くとの予測から4級気象リスク警報を、国土部門は2級土砂災害リスク警報をそれぞれ発令しており、風景区内の安全リスクは極めて深刻な状態となっている」と発表した。
多くの観光客の生命と財産の安全を保障するため、九寨溝風景区は7月1日より、臨時閉鎖措置の実施を決め、観光客の受け入れを一旦ストップした。ツアーを実施する予定だった各旅行社は、阿壩文旅公司で入場券の払い戻し手続きを進めている。
携程はすでに、九寨溝ツアーの受け入れを暫定的に停止、急ぎ旅行スケジュールの変更作業を行い、まず「重大災害旅行保証金」制度を始動、オンラインプラットフォームと携程の実店舗を通じて、九寨溝方面へのツアー、個人旅行、入場券・娯楽関連商品を最近申し込んだ消費者に対して、キャンセル料なしでの取消あるいはスケジュール変更が可能であることを通知し、万が一、消費者に損失が生じた場合は携程が負担することとした。
携程旅遊安全管理センターは、「九寨溝風景区の観光再開スケジュールは今のところまだ決まっていない。現地の関連情報に注意を向け、旅行スケジュールについて旅行社と相談・再確認し、軽い気持ちで九寨溝に向かってはならず、各自の安全確保に努めること」と観光客に注意を促している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月2日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn