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無印良品が北京に多業態店 前門商業圏で戦えるか

人民網日本語版 2018年07月05日10:28

無印良品は6月30日に北京市前門の北京坊エリアで、「レストラン+ショップ+ホテル」の多業態旗艦店をオープンした。無印の関連部門の責任者は、「この店は主にイメージ旗艦店の役割を果たすことになる。無印の中国市場重視の姿勢を示すものでもある」と話す。だがアナリストは、「ショップ、レストラン、ホテルのさまざまなブランドが集まる前門商業圏で、無印は有利な場所に出店したが、競争や挑戦にも直面している」との見方を示す。「北京商報」が伝えた。

前門の消費クラスターの中心は観光客で、ショップとレストランでの消費の頻度が相対的に高くなる。旗艦店の日本側責任者は、「会社は中国市場の開拓を非常に重視している。前門は立地がよいこともあり、新たな顧客資源を大勢誘致することが予想される。イメージ基幹店の役割を果たして欲しい」と述べる。

同店は5階建てで、地下1階に無印良品のショップがあり、1階にはカフェ、レセプション、購入可能なブックラウンジ、4階にはルーフトップテラスを備えたレストランがあり、バータイムもある。ショップの中をのぞくと、お隣にあるスターバックスの紙コップを持っている人が多かった。

ショップの面積は大きく、建物全体の4分の1を占め、客室に次ぐ大きさだ。充実した品揃えで、客室の備品はすべてここで買うことができる。これまで一部の直営店が力を入れてきたソファーセットとスタンプコーナーもある。オープンした最初の週はセールイベントが行われ、商品が10~30%オフになった。消費者によると、「この店の商品の一部は一定額以上を購入すると割引きになるものも含め、割引き後の価格が日本の直営店とほぼ変わらなくなる」という。

このMUJIホテルの飲食部門責任者・濱岸健一さんは、「前門は北京のランドマーク的エリアの一つで、無印良品が前門北京坊に進出できてイメージ旗艦店を開設できたことは、無印ブランドにとっては中国市場で絶好の展示チャンスを獲得したことにほかならない。ここから無印良品が中国市場を重要な配置の一部とみていることがわかる」と述べる。

無印ブランドの業績をみると、現在の中国市場での業績は安定的とはいえない。2017年度決算データによると、大陸部での業務収入は688億9800万円で前年比25.4%増加したが、売上高の四半期別増加率は、第1四半期が5.8%、第2四半期が1.8%、第3四半期が7.1%、第4四半期が4%だった。


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