CGIビッグデータ研究院のアナリストは、「PRのルートの使い方が適切でないというのも、思うような宣伝効果を得られなかった中国企業にとっては、重要な要素となった」と指摘する。統計によると、スポンサーとなった中国企業の大半は、ワールドカップ開催期間中に、微博(ウェイボー)、微信(WeChat)、Twitter、FacebookなどのSNSを十分に使ってPRすることができていなかった。
例えば、蒙牛はワールドカップ開催期間中、世界のSNSのフォロワーが10.8%しか増えなかった。vivoのフォロワーも23%増にとどまっている。一方、帝牌と海信のSNSのフォロワーは648%と595%も増加した。
短期的に見れば、中国企業は、ワールドカップにあやかることはできなかった。しかし、ブランドの構築は長期戦で、ワールドカップにより、中国企業が実際にどれほどの宣伝効果を得たか、巨額のスポンサー料を投じる価値があったのかどうかなどは、今後も様子を見続ける必要があるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年7月20日
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