科学者は長期に渡り、男性と女性の指の長さの比率、特に人差し指と薬指の長さの比率に大きな関心を寄せている。研究者は当初、男性の薬指は通常、人差し指よりも長いが、女性の長さにはそれほど大きな差がないことを明らかにしていた。一連の研究を踏まえ、科学者はこの比率は胎児が子宮内で成長中に触れる男性・女性ホルモンの相対的な含有量と関連していることを発見した。科技日報が伝えた。
英国の心理学誌に掲載された研究によると、男性の場合、薬指の方が長いほど数学に優れ、女性の場合は薬指が短いと言語能力が高い傾向があるという。研究者によると、これは出産前のテストステロンレベルが指の長さの比率に影響を与えるほか、脳の発育にも影響を及ぼすからだ。
バース大学教授、論文著者のMark Brosnan氏は、指の長さを調べることで男性・女性ホルモンの子宮内での相対量を調べることができ、かつ認知能力の予測にも用いることができると判断した。しかし「指の長さを専門的な検査の代わりにすることを提案しない」とも認めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月13日
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