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日本の衆議院選挙で自民党が勝利 (3)

 ■やむを得ない選択(論評)

 ▽楊伯江(中国社会科学院日本研究所)

 日本の民衆が自民党を選択したのは、1つには自民党が好きだからではなく、民主党政権の3年間の失敗に対する反発だ。概算統計は、投票率が高くない中で民衆が自民党を選択したのは、実はやむを得ない選択だったことを示している。もう1つは、有権者の関心のポイントと関係がある。民衆は景気回復を最優先事項にすべきだと考え、雇用と生活の質の改善を期待している。古株の与党である自民党は一定のガバナンス能力を持ち、その宣伝スローガンに民衆は引きつけられた。

 ▽廉徳瑰(上海国際問題研究院アジア太平洋研究センター副主任、研究員)

 日本の衆議院選挙の結果が発表され、自民党が勝利し、民主党が敗北した。政権は両党間で交代する。だが政局の変化の背後には、変わらない要素も依然存在する。政党は依然として劣った中からましなものを選ぶものであり、政治屋は依然として右傾保守であり、政策は依然として揺れ動いて定まらない。自民党は今回捲土重来したが、決して面目を一新してはいない。右傾保守は日本を救えない。政策の揺れは有権者が戸惑うだけでなく、隣国の信頼も失う。長く続けば、短命内閣の悪循環から抜け出せない。

 ▽呉懐中(中国社会科学院日本研究所)

 間もなく就任する日本政府の指導者は直面する各方面の試練に対してはっきりした認識を持つ必要がある。長期的な経済衰退により、日本国内は沈滞しきっている。

 現実的意義から言えば、日本は国内経済の振興、民生改善、財政赤字削減などの面で、中国など新興市場国の牽引力に頼らなければならない。中日間の貿易・投資額は2011年に3000億ドルを超えた。中日関係の改善は日本政府が国内経済の苦境から脱するうえで、要となる意義を持つ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月17日

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