中国のインターネット企業・奇虎360の統計データによると、春節(旧正月。今年は1月31日)連休中、動画・音楽のダウンロード件数が大幅に増加した一方、ビジネスや教育に関するソフトのダウンロード件数は激減した。携帯ユーザーが連休中に常にやっていたことベスト3は、「動画視聴、ゲーム、Wifiネットワーク接続」だった。新華網が伝えた。
春晩(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)など各種娯楽番組や映画・テレビドラマなどが目白押しだった春節連休中、これらを携帯電話で視聴した人も多かった。奇虎のゲーム配信サイト「360携帯助手」の統計データによると、1週間に及んだ春節連休中、携帯電話による動画と音楽のダウンロード件数が急増した。また、旅行に出かけた携帯ユーザーも多く、いくつかの携帯向け地図検索・ナビゲーションソフトが大人気、ダウンロード件数は前週に比べ30%以上増えた。
帰省列車の車内であれ、親戚や友人との集まりの場であれ、自分一人の世界に没頭できる携帯ゲームは「うつむき族」にとっての「お宝」となった。「360携帯助手」のデータによると、新春特別ゲームに人気が集中、「パパ!どこ行くの:お正月スペシャルバージョン」や「熊出没の熊大疾走(初春版)」「神廟逃亡2:春節版」などのダウンロード件数はいずれも100万件を突破した。
人々が春節で里帰りした多くの帰省先では、「Wifiネットワークに接続するためのパスワード」を聞くことが、年始の挨拶に取って変わり、正月の流行語となった。「360携帯助手」のデータによると、春節連休中、携帯電話でWiFiを利用したP2P接続ソフトの一部は、ダウンロード件数が激増した。
連休中に人気が高かった「動画観賞、ゲーム、Wifi接続」に比べ、ビジネス関係や教育・学習関係のソフト利用は激減した。「360携帯助手」のデータによると、連休中、携帯電話向けビジネス関連ソフトのダウンロード件数は50%減少した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月10日