中国とケニアの関連部門の協力により、ケニアの首都ナイロビで、象牙密輸グループの主犯・薛が逮捕された。今回の逮捕は、3つの地方野生動植物保護法執行部門(中国、米国、ルサカ停戦協定に基づき派遣された特殊部隊)が主体となり、3つの国際法律執行組織(CITES=ワシントン条約、世界税関機構、国際刑事警察機構=インターポール)の支持を得て、28カ国の税関・公安・野生動植物保護機関が一斉に参与した、野生動植物資源に絡む違法犯罪行動撲滅を目指す共同作戦(略称「コブラ第2号作戦」)によるものだ。人民日報が報じた。
「コブラ第2号作戦」国際協力チームの共同代表を務める、中国絶滅危惧種輸出入管理弁公室法律執行処の万自明・処長は、次のとおり述べた。
コブラ作戦の期間中、各国による共同捜査を通じ、350件以上の絶滅危惧種違法取引事件を摘発し、犯罪容疑者400人を逮捕・処理した。このうち、中国が摘発・逮捕した事件と犯罪容疑者は、全世界の50%以上を占めた。サイ・ウシの角36本、象牙および関連製品3トン以上、約200トン、生きているヨーロッパウナギとスッポンモドキ(カメ)それぞれ約1万匹、生きている蛇約2千匹、トラ・ヒョウ・チーター・ニシキヘビなど各種野生動物の皮約1千枚、センザンコウ(哺乳類)のうろこ数百キロ、その他多くの野生動植物・関連製品を押収した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月11日