中国環境保護部(省)は14日、京津冀(北京・天津・河北)エリアおよびその周辺地域の一部都市では、12日以来、大気汚染が深刻なレベルに達していることを明らかにした。人民日報が報じた。
12日から、京津冀エリアおよびその周辺地域の一部都市では、大気の質が低下し始めた。翌13日、「重度汚染」レベルに達した都市は、前日より11都市増えて13都市に達したが、「深刻な重度汚染」レベルに達した都市はゼロだった。14日午前10時の時点で、同エリア39都市のうち、PM2.5の1時間あたり平均濃度が1立方メートルあたり150マイクログラムを上回った都市は10都市。このうち、北京・邢(ケイ)台・東営の3都市では250マイクログラムを超え、「深刻な重度汚染」レベルに達し、汚染レベルは13日の同時刻と比べかなり高くなった。北京市のPM2.5の1時間あたり平均濃度は1立方メートルあたり276マイクログラムと、大気汚染レベルは「深刻な重度汚染」に達した。14日午前9時、同市はすでに大気汚染藍色警報(重度汚染レベル)を発令していた。
15日から16日にかけても、大気中の汚染物質拡散に不利な気象条件が続くと予想されている。河北省北部各都市の大気汚染レベルは主に「良好」または「軽度の汚染」、北京や天津など京津冀の中部・南部各都市では、「中度の汚染」あるいは「重度の汚染」となる見込み。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月15日