2013年12月19日  
 

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中国が来年より関税引き下げ、世界の経済回復を促進 (3)

 2013年12月18日18:27
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 輸入関税率の調整は、国内経済の発展、産業のモデルチェンジ・アップグレード、国民生活の改善にとって、重要な意義を持つ。中国財政部関税司の王偉司長は、「中国は2014年に、輸入促進および輸入構造改善に対する、関税調整の重要な作用をより良く発揮する。一部エネルギー原材料の輸入関税を引き下げ、国内の資源環境の圧力を緩和する。一部の先進技術設備およびコア部品の輸入関税を適時調整し、産業構造のモデルチェンジ・アップグレードを促す。一部の国民生活と密接に関連する生活用品、および公衆衛生関連商品の輸入関税を適度に引き下げ、国民の生活水準を改善する。そのうち一次エネルギー原材料、および戦略的新興産業が必要とする、国内で生産不可もしくは性能が需要を満たさないコア部品については、輸入関税を重点的に引き下げる」と説明した。

 輸入商品の関税引き下げは、国内の個人・企業などの消費者にとって、輸入商品が安く購入できる可能性を意味する。

 中国財政部の発表した内容によると、一部のエネルギー原材料、先進的な技術設備、コア部品、国民生活と密接に関連する生活用品の輸入関税率が引き下げられる見通しだ。これには設備、ハイテク製品、集積回路、鉄砂・精鉱、農産物、テレビカメラ、デジカメ、ビデオカメラなどが含まれる。消費者・企業は来年これらの商品を購入する際に、より多くの優遇を得ることになる。携帯電話・タブレットPC用ディスプレイなどの戦略的新興産業が必要とする設備の関税引き下げは、アップルやサムスンなどの携帯電話がより安価になる可能性を意味している。

 今回は小麦などの農産物に対する関税政策に変更はなかった。同案は、「小麦などの8種類・47税目の商品に対する関税割当管理を継続し、税目・税率を変更しない」と明記した。専門家は、「小麦などの農産物に対する関税保護は非常に必要で、これを完全に開放した場合、中国の農業に深刻な影響が生じる」と指摘した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年12月18日

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