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パナソニックとLGの問題製品 別の検査では合格

 上海市質量技術監督局が春節(旧正月。今年は2月10日)連休期間中に発表した「問題ある家電製品」について、問題があるとされたパナソニックとLGは相次いで声明を出し、同局以外の検査機関で調べてもらったところ、問題があるとされた製品の抜き取り検査の結果はいずれも合格だったことを明らかにした。同じ製品の検査で異なる結果が出たことについて、ある専門家は企業や検査機関に原因があるとの見方を示す。「新京報」が伝えた。

 ▽浙江質監局の検査には合格

 パナソニックによると、上海質監局がこのほどパナソニックブランドのパルセータ式洗濯機(型番XQB65-H671U)のサンプル検査を行ったところ、洗浄率、電力使用量がエネルギー使用効率の指標で2級レベルに達しなかった。その後の事実確認によると、同製品の内部での検査と2012年6月に第三者機関に委託して行った定例検査では、いずれも2級レベルに達していたという。

 またパナソニックによると、上海質監局はその後、検査結果を浙江省質量技術監督局に送り、浙江質監局はパナソニックの工場で抜き取り検査を行うよう指示した。こうして今年1月28日に行われた検査では、すべての指標で規格を満たし、洗浄率、電力使用量ともに2級レベルをクリアしたという。

 LGによると、上海質監局の抜き取り検査では不合格だったが、江蘇省質量技術監督局の検査では合格だったという。

 ▽上海質監局は検査過程の公表を

 同じ製品でありながら検査機関ごとに検査の結果が異なったことについて、ある専門家は企業や検査機関に原因があるとの見方を示す。上海質監局が検査の過程について情報を公開することが望まれる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年2月22日


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