サムスン　LGを特許侵害として提訴

　韓国ではサムスンとLGの間で特許をめぐる戦いが再燃している。韓国のメディアが伝えたところによると、サムスンは韓国の裁判所に対し、LGはサムスンのPLS（Plane-to-Line　Switching）式液晶パネル技術の特許7件を侵害しているとして提訴し、20億ウォン（約1億5千万円）の賠償金支払いを求めた。「新京報」が伝えた。

　今年9月、LGの子会社・LGディスプレイが韓国でサムスンに対し、特許をめぐって626万ドルの賠償金支払いを求める訴えを起こした。サムスンのスマートフォン（多機能携帯電話）ギャラクシーシリーズのOLED（有機EL）ディスプレーがLGの特許権を侵害しているというのが理由だ。11月にはサムスンが逆にLGを訴え、LGはサムスンのOLED技術を盗用したのであり、LG社員数人がすでに窃盗罪で訴えられているとした。ある業界関係者によると、長年にわたる発展を経て液晶ディスプレー市場が徐々に飽和状態となってきたこと、またOLEDディスプレーが市場で普及拡大する段階に入り、大きな需要があることが、韓国の二大家電メーカーが再び特許戦争を勃発させた直接の原因だという。（編集KS）

　「人民網日本語版」2012年12月18日

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