中国国家国防科技工業局のウェブサイトによると、宇宙船の軌道上における故障診断と補修について研究する中国初の実験室がこのほど設立された。これは中国の軌道上における宇宙船の故障診断・補修の自主革新力を強化し、中国の宇宙事業の持続可能な発展を促すことを目的としている。人民網が伝えた。
軌道上の宇宙船の故障診断・補修は、これまで宇宙事業の重点研究分野であった。中国は1970年代に初めて人工衛星を打ち上げ、数世代の科学技術者のたゆまぬ努力を経て、宇宙船の軌道上の管理・制御技術で長期的な進歩を実現した。しかし世界の先進国と比べ、まだ一定の差が存在している。
同実験室は主に、宇宙船の軌道上の故障の早期識別と位置特定技術、軌道上の故障シミュレーション・補修技術、軌道上の信頼性向上および使用寿命延長技術などの研究を進める。先進技術の革新、科学研究成果の普及、人材育成、実践・検証・応用の核心的なプラットフォームと学術交流の場として、同実験室は中国の宇宙船管理技術の自主革新力、軌道上の衛星の使用効率を効果的に高めていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月13日