中国商用飛機有限責任公司は2月11日、大型旅客機C919、地域路線用旅客機ARJ21を第4回シンガポール・エアショーに出展し、その国際市場開拓を促した。
シンガポール・エアショーへの出展が3回目となる同社は、現場でC919の客室の構造と、ARJ21-700のビジネスクラス・エコノミークラス混合、ファーストクラス、行政用、公務用の客室の構造を展示した。
最新の世界耐空性基準に基づき開発された単通路型ターボファンエンジン機であるC919の開発作業は、詳細設計および製造の重要段階に入っている。すでにデジタル模型の設計と機体構造の試作が完了し、試験飛行に向けた準備作業が展開されており、搭載される設備・システムの試験も開始されている。同機は現在までに、400機の受注を獲得している。試験飛行を実施する1機目は2014年に組立段階に入り、システムの総合試験や航行適応性試験も同時に実施される。
同社の関係者はシンガポール・エアショーで、「C919、ARJ21のプロジェクト管理体制の改善を続け、開発の効率を高め、安全・経済的・快適・エコロジーな民間航空機を一日も早く交付する」と表明した。
シンガポール・エアショーは10日に開幕した。主催者側の発表によると、今年の出展企業は1000社以上に達する。中国の出展企業には、同社や中国航空科技工業股フェン有限公司などが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月13日