福島第一原発の作業員は16日、4号機原子炉建屋西側のタンク群の一つのせきで、7カ所の漏洩箇所を発見した。東京電力は漏洩の原因を調査中だ。人民日報が伝えた。
今回の汚染水の漏洩は最大で約19.2トンに達すると見られ、すでに周囲の土壌に染み込んでいる可能性がある。作業員がせきの中に残された汚染水を検査したところ、ストロンチウム90の濃度が1リットル当たり23ベクレルに達した。この数値は日本政府の規定する海洋排出基準値を下回るが、福島第一原発の暫定排出基準値の2.3倍に達している。
昨年10月の大雨を受け、福島第一原発のせきの汚染水が溢れ出した。東京電力は高いせきを作り、これに対応した。福島原発内には、30のせきが作られている。今回の漏洩箇所は、高いせきに使われた鉄板の継ぎ目、もしくはチューブと鉄板の継ぎ目に位置する。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月18日