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日本企業の経営における、持続可能な発展の秘訣 (2)

小林喜光・三菱ケミカル取締役社長のインタビュー

人民網日本語版 2014年05月23日15:07
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人民網:海外進出、他国の企業との提携は、実行可能な手段でしょうか?

小林氏:当社は積極的に中国企業を含む他国の企業との提携を模索しており、多くの提携先を持っています。生産の多くも海外で行われています。しかしながら、化学工業で収益を得るのは、非常に困難なことです。私は当社の取締役社長に就任してから、化学工業の事業を減らし、収益をあげられる新事業を開拓しようとしました。化学工業は当社が最も得意とする事業であり、これに取り組まず新しい分野に進出することには、多くのリスクが存在します。古い産業から撤退し、新しい発展の道を模索することは、非常に困難です。

■持続的な発展、グリーン・健康・快適の概念によって実現

人民網:三菱ケミカルは、医薬品の面で多くの新しい取り組みをしていますね。

小林氏:医薬品と化学工業は密接に結びついており、コピー薬の生産は簡単ですが、新薬の開発には長い時間がかかり、成功も難しいです。成功後は国の許可を得れば日本で販売できますが、他国で販売するためには現地政府の許可が必要で、これにはやはり長い時間がかかります。新薬の開発から利益を得るまでも時間がかかり、多くの課題が存在します。

医療には、血液検査など、多くの検査が必要な内容があります。当社は測定用試薬を提供する世界の主要企業の一つであり、今後はこの事業の発展に期待できます。この事業に関しては、北京大学第三付属医院と、科学研究面の協力を実施しています。

高齢化が日本で深刻になっており、今後は中国などの国にも同じ問題が生じます。高齢者の医療問題の解決で、企業は重要な役割を果たせます。当社はこれに積極的に取り組んでいます。当社は2014年4月1日に、株式会社生命科学インスティテュートを設立しましたが、これもその取り組みの一環となっています。

人民網:新事業の開拓の他に、日本企業の経営には新たな調整も必要なのではないでしょうか?


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