小林氏:日本の各社は新たな経営理念に取り組もうとしています。当社は持続可能な発展を実現するため、「グリーン」、「健康」、「快適」の面で力を発揮することを強調しています。私も経営資源をこの面に向けています。
グリーン・エコロジーの概念は日本で広く普及しています。「健康」とは健康促進ソリューション事業の発展の加速を意味します。情報技術を基礎とし、健康管理、さまざまな先進医療、総合的な製薬業を統一し、高齢化問題の解決に貢献します。
企業には「経済価値向上の基軸(management of economics)」の他に、「技術経営基軸(Management of Technology)」が必要です。この2つにより、持続可能な発展が実現できます。
人民網:技術経営基軸において最も重要なことは?
小林氏:私は「錬炭素術」だと考えています。かつて「錬金術」を学んだ人は、多くの富を築くことができました。現在は「炭」、つまりエネルギーを確保した企業が、事業展開の大きな余地を手にすることができます。
産業革命後、化石資源が大量に消費され、深刻な環境問題を引き起こしました。今後はエネルギーの循環利用、炭素の循環利用により「持続可能な新炭素社会」(Sustainable Carbon Society)を建設する必要があります。化学工業企業の今後の発展の方向はここにあります。(筆者:陳言、陳建軍 編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月23日