米国のゼネラル・エレクトリック(GE)が1億ドル(約102億円)を投じて建設した医療生産基地が12日、天津空港経済区で運営をスタートした。主に磁気共鳴画像診断装置(MR)やその他の医療用撮影装置を生産する基地であり、GE傘下のGEヘルスケアの中国で5番目の生産拠点でもある。新華社が伝えた。
MR画像は患者の体内の画像をリアルタイムで医師に提供し、脳、脊柱、心臓などの器官の様子をよりはっきりと見ることができる。世界市場に大きな需要があり、中国市場にはとりわけ大きな需要がある。
GEヘルスケアはこれまで、北京のコンピューター断層撮影(CT)システム、MR画像システム、X線画像システムの工場、上海の生命科学基地、無錫の超音波装置と患者モニタリング機器の工場、桐廬県の濾紙関連施設など、さまざまなグローバル生産基地を建設してきた。GEのジェフリー・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は、「中国は医療産業が最も多様化した市場であり、都市から農村まで幅広い医療ニーズがある」とした上で、GEは引き続き対中投資を拡大し、現地化された生産能力を一層強化し、中国の市場と需要に合致した製品をより多く開発し、高い技術と低コストが両立する製品を重視していくと述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月13日